アステリアの家庭訪問を終え、次はコッティルダの家に行きました。
コッティルダは2011年、彼女が小学校4年生の時から支援をしている女の子です。
コッティルダがまだ2歳の時、両親が相次いで病気で亡くなり、今は母親の妹夫婦に引き取られて暮らしています。
ですがその夫婦にも子供が三人いますし、他にも親戚の子を引き取っており、その全員を養い、学校に行かせるのは大変な状況です。(しかもタンザニアでは、母親側の親戚の子は、平等には見て貰えない傾向があります。)
そんな背景から支援が始まったコッティルダも、今年7年生になりました。
中学校に進学出来るよう、がんばれ!!
もうひとつ。ここのお家にはバブと呼ばれる、同じく7年生の親戚の男の子が引き取られ、暮らしているようでした。
男の子には明らかに影があり、家庭訪問の短い時間でも、何となく虐げられている様子がうかがわれました。
一度の家庭訪問では、彼について聞き出すことは難しかったのですが、本来支援されるべきはあの子なのかもしれない、と心が苦しくなる思いでした。
ですが私たちに今できる支援は、養育者と協力しての就学支援。衣食住は養育者に頼るしかないのです。そして日々学校に行かせるのも養育者。
支援をしたところで、養育者が家の仕事をさせるためなどで学校に行かせなかったり、支援品を売りさばいてしまったりなんてことになっては絶対にいけません。
でも今の支援のやり方で、必死に助けを求めている手を握ることが出来ていないのかもしれないと考えさせられました。
支援のあり方、方法を、考えていく必要がありそうです。
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