5月8日、大好きな家族に見送られ、新幹線に。名古屋での乗り換えも、見送りに来てくれた友人のおかげでスムーズに終え(自動改札の切符を取り忘れたけどね…)、初めてのセントレア国際空港に到着。もともと小さな空港らしく、さらにエミレーツは最終便のようで閑散としていて寂しかった…。(^^;)お店も少ないし…。
でも乗ってみたらエミレーツ、やっぱりすごい。何にもないエア・インディアに慣れている私は、エミレーツの設備のすごさにしばらく退屈しませんでした。映画2本も見ちゃいました♪
噂のドバイでのトランジットも、電光掲示板に案内が出なかったけれど、インフォメーションで聞いたらすぐに教えてくれ、スムーズにできました。偶然タンザニア行きの日本人のご家族と同じ便で、ちゃっかりお煎餅などいただき、おしゃべりしていたので待ち時間もあっと言うまでした。
そして5月9日、午後3時、無事タンザニア・ダルエスサラームに降り立ったのでした。ドバイまでの見渡す限りコンクリートの空港と違い、滑走路にも草木の生い茂った空港を見てタンザニアを実感。イミグレではパーミットがコピーだったため少し手こずりましたが、意外とあっさり入国させて頂きました。良かった良かった。モシで原本を持ってイミグレに行けとのことでした。チナバッグは縫い目が一部避けていましたが、さすがチナバッグ、あさられた形跡はありませんでした。
さぁ、8ヶ月ぶりのタンザニアです!!空港からタクシーで町まで行ったのですが、いきなり携帯(タンザニアの)を車内に落としてきた様です…。ああぁ…。本当に先が思いやられます…。半年使っていなかった番号は、いずれにせよ抹消されていて、翌日celtelのオフィスで復活させてもらいました。
ダルでは結局4泊しました。隊員時代のタンザニアの同郷者の家にお世話になり、同じく隊員時代の友人や、タンザニアで活躍されている日本人のみなさん、スワヒリ語の先生たちと会うなど、ダルでは日本に居るようでした。
ダルでは主に仕入れをしました。ティンガティンガやマコンデを少し買い、あとは好きな絵描きさんたちに注文をしておきました。今はオフシーズンなので注文も聞いてくれたし、値段も結構値切れました(少しでも収入が欲しいから)。ハイシーズンだと、こうはいかないかも?
8ヶ月ぶりのタンザニア、一番に感じたのは町の違和感。
何かと思ったら、路上のお店が全部撤去されていたんです。道端で商売をしてはいけない、という法律ができたらしく、道路脇に立てられていたテープや雑誌、お土産品などを売る小さな小屋も、道端のマンダジやミホゴを売るお母さんたちも、ぜーーんぜんいないんです。いつも受け答えがしんどくなるくらいかけられる声もなく、とっても寂しい感じがしました。町をキレイにするためらしいのですが、多くの職を失った人々は、今どうやって暮らしているのか、それが気になって仕方ありません。そしてそういった物売りさんが居ないことで、道路にたむろしていた人が減り、ちょっと一人で歩くのも怖い気がしました。(着いたばかりのせいもあるでしょうが…。)
聞いた話では、ダラダラ(ワゴン車を利用した小型バス)も全てバスに変えようとしているのだそうな。確かにダラダラは事故も多いし、人口増加と共に台数が増えることで渋滞の原因とも言えます。でも多くのコンダ(呼び込みと運賃の回収をする人)とダラダラのドライバーが職を失うのかと思うと心配になります。
人口はどんどん増えているダルで、仕事が減っています。相変わらず、雇用は増えていません。今はまだケニアのようなスラムのないタンザニアですが、これからどうなっていくのか、心配です。一時期減ったダルのストリートチルドレン。今回は町中でも数人の子供たちに出会いましたし、中心部から離れた地域では、そういう子供たちがどんどん増加傾向にあるところもあるそうです。
たった8ヶ月でこんなにも変わっていたタンザニア。これからもどんどん変わっていくのでしょう。それが良い方向に進んで行くよう、モシで頑張ってきます。
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