さて、タンザニア二日目は大移動。ダルエスサラームから最終目的地ムビンガまでの中間の町、ンジョンベまで移動します。ダルからンジョンベは約700キロ。ローカルバスで10時間ちょっと。長い・・・。長距離バスは早朝6時に出発するので、夕方5時前にはいつもンジョンベに着きます。さぁ、がんばろー。
レポーティングタイムは5時半になっているので、5時に起きてチャッチャと支度して徒歩でウブンゴバスターミナルへ。結構なオフロードの小道ですし、まだまだ薄暗いのですが、朝も早よからお店の準備をする人や仕事に行く人が結構いるので、そんなに怖くはありません。前日の下見には失敗したけれど、その辺にいるお兄ちゃんに聞くと、みんなすぐ連れて行ってくれます。お金をせびられたことはありません。結構親切!今回もすぐにバスまで連れて行ってもらい、席に着きました。
席は、ガラガラ。大晦日はさすがにみんな移動しないんですね。こんなガラガラで6時に本当に出るんだろうか。アフリカあるあるで満員になるまで出なかったらどうしよう・・・。という心配をよそに、6時ちょい過ぎには出発して感動しました。
バススタンドを出るともうあっという間に広い景色が広がります。・・・そしてそれはずっとそんなに変わりません。(^^;)渋滞もなく順調に走って、次の大きな町モロゴロに10時半に着きました。いつもより遅い・・・?そしていつも10時間のうち1回、途中のサービスエリアのような所で休憩するだけだったのに、モロゴロでも休憩が。トイレに行けて良かったけど。ちょこっとバナナなどを買って出発。
このバスは途中ミクミ自然保護区を突っ切ります。なので運が良ければ野生動物が見られるサファリカーに変身します。ゆっくり走ってくれたりはしませんが。(^^;)今日はキリンとインパラ、サル、ワシを発見。ゾウもかなりの確率で見られるのですが、この日は見つけられませんでした。
その後いつものミブユニのサービスエリアで休憩をし、次の大きな町イリンガに4時に着きました。・・・4時。おかしい。4時にはンジョンベの近くまで来ていたのに。イリンガにはいつも2時くらいには着いていたのに!と、この時やっと気づきました。。。
後々分かったのですが、大統領が変わり、交通規制がかなり厳しくなったようで、トラフィックの警察があちこちにいます。また自動測定器も導入されたので、バスは60キロしか出さないそう。これまではビュンビュンぶっ飛ばしていたのに!!この長距離で速度が30キロとか変わったら、そりゃぁもう。。。事故がそれで減っているなら良いことなのだろうけど、60キロって。遅い!遅すぎる!!
そして更なる不幸が。この道路は主要道路でずっとアスファルトだったはずなのに、ここからかなりの距離がボッコボコに崩れて未舗装に。ボッコボコ具合がまた酷くて、この区間は20キロくらいで走っていたのではなかろうか。
そしてそして更に不幸なことに、バス、壊れる。
ボッコボコに耐え切れず、配線がどこか切れたらしい。かなりの森の中。。。コンダクターが真っ黒になりながら修理している。私は途中で買った焼きトウモロコシを食べた。気付いたら6時。日本時間で年越し。年越しトウモロコシ。トモちゃんとそっと「明けましておめでとう。」と呟いた。(泣)
どうやらなおったらしいバス。今度はガス欠。ああぁぁぁ、もうっ!!通りかかったトラックがガソリンを分けてくれて出発。一番近くの町で給油。ここでも何をしに行ったのか乗務員の一人がバイクで出かけ、かなり待たされる。どうでもいいから早く出てほしい。
で、ンジョンベに着いたのは夜8時半!!!もう何かふわっふわしました。いつもは着いたら翌日と帰りのダル行きのバスを予約するのですが、どこも閉まっているので断念。(これが後々更なる不幸を呼ぶことに。。。)
とりあえず今日の宿を探す。いつもの近くのゲストハウスに行くと、大抵満室なのに部屋が空いていて、本当にお姉さんが天使に見えました。そしていつものレストランへ。10時までやっているそう。大晦日なのに働き者!おかげでご飯にありつけました!!トモちゃんは疲れすぎて食べられなかったけど、私はワリ ナ マハラゲ(ごはんと豆)をしっかり食べましたぞ。
今日は結局14時間半移動。4時間半オーバーは精神的にもキツかったーーー。年取ってるのに、前回から4年も経ってるのに、交通事情がこんなに酷くなってるなんてひどすぎるーーー。前より早く着くかな?なんてちょっと期待してた私は、すっかり日本人になっていたのかもしれません。はーーー。
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