遅れましたが、何日か前から「世界の車窓から」でタンザニアを走っています。
ザンビアのカピリムポシから、タンザニアのダルエスサラームまで2泊3日で走るタンザン鉄道(TAZARA)です。
タンザニアの風景が見られるので、是非見てみてください♪
私も21才の若かりし頃にダルエスサラームからカピリムポシまで乗車しました。2等車だったのですが、同じ部屋に日本人の女性がこれまた一人旅で乗車していて、ルサカまで一緒に旅しました。ザンバルで盗難にあって裁判所まで行ったという強者でした。
タザラの天井には泥棒が乗っている。という話で、夜中に窓から物を盗むと聞きました。ので荷物は全部、枕元に置いて寝ました。白人の男性は床に靴を脱ぎっぱなしにして、朝起きたら無かったと嘆いていました。
ザンビアに入るときは、車内にイミグレのオフィサーが巡回してくるのですが、ちょうど深夜で起こされて気分悪かったです。
タンザニア側は物売りが止まるたびにいろいろ売りに来てくれたのに、ザンビアに入ったとたん何も売りに来なくてつまらなかったな?。そこでもタンザニアが好きになりました。
食堂車のソーセージは真っピンクでした。
さすがに後半飽きてきて、食堂車のコックさんに無理言って、タマネギの皮むきを手伝わせてもらいました。
カピリムポシには昼に着くはずが、着いたら深夜でした。
駅で「お前は中国人か」と聞かれ、「日本人だ」と言ったら開放されました。何だったんだろう…。
カピリムポシの駅で、人混みの中ポケットに手を突っ込まれ探られました。そんなとこに、大事な物は入れないよーだ。
カピリムポシからルサカまでは、1等車に載っていたザンビア人のお金持ちファミリーが車で送ってくれました!私と、日本人の女の子と、白人の男の子と、女の子が2人。
トラックの荷台でした。最初ははしゃいだけど、深夜なのでかなり寒く、やがてシーンと黙りこくり、着く頃には凍えてました。(^^;)
もう明け方近く、宿を取るのはもったいないので、日本人の女の子と、白人の男の子で、ホテルのロビーのソファにタダで寝かせてもらいました。ザンビアンファミリーが交渉してくれました。白人の男の子に、「二人をバス停までちゃんと送ってあげるのよ」と告げて去っていきました。なんていい人たち!
翌朝、目を覚ました白人男は、昨日のザンビアンファミリーの言葉など聞いていなかったように「バーイ」とさっさと去っていきました。その日から白人恐怖症です。
私はリビングストン、日本人女の子はハラレ行きのバスに乗るためにバス停に行ってお別れしました。
あの時の旅は濃厚で面白くて、今でも鮮明に覚えています。
野宿したり、10人でタクシーに乗ったり、下痢して飲まず食わずで長距離バスに乗ったり、むちゃくちゃでした。若かったです、はい。
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